STEP1: 口を慣らす、体で覚える
〜 英語でしゃべる感覚を知ることが英会話の初めの壁 〜
中学文法 SVOC で十分
日本語と英語の最も大きな違いは動詞の位置でしょう。今まで最後に言っていたことを始めに言うことは想像以上に慣れません。動詞までスムーズに口に出せれば後は比較的日本語と同じテンポで喋れると思います。
やるべきこと: \ 小学生のような作文レベルで英文を口に出す /
< とにかく動詞までガンバることが最初のステップ >
私は起きる/起きた ( I wake/woke up )
私は家に帰る/帰った ( I go/went home )
あの猫は可愛い/可愛かった ( That cat is/was pretty )
彼(女)は賢い/賢かった ( (s)he is/was smart )
彼らはそれが得意だ/得意だった ( They are/were good at it )
私はその本を読める/読めた ( I can/could read the book )
君はこのテーブルを買うべきだ ( You should buy this table ) ....
情報を加えていく
次に、形容詞・副詞・時間を加えてみたり、関係副詞(which, what, etc) を加えて更に長い文章を口に出してみます。簡単な接続詞で文をつなげれば相手が優しい人である限り十分会話は成り立つと思います。
< 形容詞・副詞・時間・関係副詞を加えてガンバる >
私は朝早く起きる/起きた ( I wake/woke up early in the morning )
私はまっすぐ家に帰る/帰った ( I go/went home )
あの猫は可愛い/可愛かった ( That cat is/was pretty )
彼(女)は他の同僚よりも賢い/賢かった
( (s)he is/was smarter than any other his/her colleges )
彼らは上司と共に決断するのが得意だ/得意だった
( They are/were good at decide things with their boss )
私は彼が書いた本を読める/読めた
( I can/could read the book he wrote )
君はずっと欲しかったこのテーブルを買うべきだ
( You should buy this table you have wanted to get for a long time ) .....
STEP2: 自分の事を知る
〜 自分の会話パターンを知る 〜
話す聞くのパーセンテージ
コミュニケーションの取り方という大きな話になりますが、 自分ばかりが話し、相手ばかりが聞いている状態は会話としては意味をなしません。 上記の記事にもある通り、
議論モードと、共感モード、そして提供モード。
これを頭の片隅に置き、会話状態を区分していくと学習が捗ります。 例えば日本語で共感モードが得意な人が、相手に情報を提供するような言い回しを会得するには実践チャンスが少ないでしょうし、そもそも得意ではないのに優先的に学習するべき項目ではないはずです。
自分の便利フレーズを学ぶ
日本語で自分がどういう風にしゃべっているかを意識することが次のステップです。言語によって人の根本的な性格・趣味・傾向は変わりません。 喋り方の傾向を把握し、その英語表現を学習することで会話も無理なくできるようになります。
共感モードが得意であればずっとyesしか言わない相槌は卒業したいですし、提供モードが得意であれば話の流れをぶった切る切り返しは控えたいところです。
<共感モード>
なるほど・わかる・えぇ・そうだね等
(I get/got it, I understand, That makes sense, That's true ... etc)
XXXとはどういうこと? ( What does XXX mean ? )
XXXとはZZZということだね? ( You're saying XXX is ZZZ, right? ) ....<提供モード>
ある意味君の言うことは正しいと思うが、ZZZに関しては〜
( You're right in some point, but as for ZZZ, ~ )
私も同意見だけれど、一般的な見解だと〜
( I agree with you, but in general, ~ )
STEP3: 単語の違いを知る
どういうことか
例えば、「頭がいい」という意味であれば smart, intelligent, clever, wise などが挙げられます。しかし会話の流れからどの単語を選ぶのがベストなのか?という選択を正しくできるようになると会話がさらに弾みます。
先ほど例に挙げた smart, intelligent, clever, wise であれば、
smart = 教育・学問からくる賢さ
intelligent = 理解力・洞察力
clever = ずる賢さ
wise = 行動・態度の賢さ(わかっているが言わない 等)
といった違いがあります。例えば、大学で地道に真面目に勉強して来た人に対して "You're clever" を褒め言葉として使うのは少々失礼かもしれないですよね。
調べ方 "vs" を賢く使う
単語の違いを学ぶ方法は簡単です。googleで "[英単語] vs" とタイプして見ましょう。
先ほどの例に挙げた、似ているがニュアンスの違う単語がサジェストされます。さらにそのまま検索すれば同じように英語を学習している人の質問及びネイティブの回答がヒットします。
終わりに
ざっくり自分の感じた英会話の壁とその壊し方3ステップを書きました。他にももう少し細かい内容で自分の学習方法がいくつかあるのでまた別のタイミングで記事にできたらなぁっと思っています。